にんにく

にんにく

スタミナアップ食材として知られていますが、食べ過ぎると胃腸を刺激して痛めるおそれあり。特に生のままだと刺激が強いので1日1片、加熱したものでも1日1~2片程度に抑えましょう。

出荷時期

6~9月

食べ方

みじん切りやスライスしたものは焦げやすく、焦げると苦くなるので弱火で加熱するのが基本。中心部の芽の部分は消化されにくいので、取り除いたほうがよいです。にんにくの香り成分は、すり下ろしたり細かく切ったりすると多く発生します。

保存方法

ネットやカゴなどに入れて風通しのよい冷暗所で保存するのが一般的です。最適な場所がなければ冷蔵保存が無難。ポリ袋に入れて冷蔵庫(できればチルド室)へ。乾燥やにおいが気になる場合は、新聞紙で包んでからポリ袋に入れます。

1片ずつにバラバラにして、ラップで包み袋に入れて冷凍するという方法もあります。薄皮はむいてもむかなくてもお好みで。

美味しい見分け方

外皮がしっかりと乾燥していてかたく、ずっしりと重みのあるもの。持ったときに軽く感じるものは、中身まで乾燥していることがあるので避けます。芽が出ていたり皮が茶色になっていないか、お尻の部分にカビがないかなどもチェックしましょう。

表面の皮に赤味があるもの

にんにく(赤い)

にんにくの成分によるもので、味に影響はなく、ほとんどの場合、皮を剥くと中は白いです。

かんたんレシピ【にんにく】

新にんにく

新にんにく

新たまねぎのように、乾燥させる前のにんにくです。水分が多くフレッシュな香りが特徴。

生のままスライスし、サラダや鰹のたたきに添えて食べるとみずみずしくシャキシャキ、加熱するともちもちとした食感が楽しめます。水分が多いためカビが発生しやすく、普通のにんにくより貯蔵性は劣ります。

 

出荷時期

にんにくの収穫時期(5~6月)

にんにくの芽

中華料理の炒め物などでお馴染みの食材。実際には「芽」ではなく、にんにくが花をつけるために伸ばす「花茎」と呼ばれる部分を「にんにくの芽」として食べます。

土の中のにんにくを大きく育てるため、花が咲く前に花茎を摘み取ります。これが、「にんにくの芽」として出荷されます。

出荷時期

4月下旬~5月下旬ごろ

食べ方

根元部分は固いので切り落とします。

炒め物、ナムル、和え物に。炒め物以外に調理する場合は2分ほど下ゆでを。

保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵保存します。2~3日で調理してください。

1分ほど固ゆでし、水けをよく拭き取れば、1か月程度冷凍保存できます。

にんにくの蕾

にんにくの芽の先にある、ふっくらとした部分が「蕾」です。

にんにくは収穫間近になると「とう立ち」をして、花を咲かせるために花蕾(からい)をつけます。花蕾とは蕾のこと。

土の中のにんにくを大きく育てるため、花蕾は取ってしまいます。「にんにくの芽」の先についている少し膨らんだ部分、これが「にんにくの蕾」です。

 

出荷時期

4月下旬~5月下旬ごろ

食べ方

火が通りやすいので、蕾部分は15秒ほどくぐらせる程度に茹でます。

蕾部分だけをてんぷらにしてみると、もっちりとした食感が味わえます。

また、にんにくの芽といっしょに炒めても美味しいです。

保存方法

同ページ「にんにくの芽」参照

無臭にんにく

「にんにく」と名前が付けられていますが、実はにんにくではなく、西洋ねぎ「ジャンボリーキ」の仲間。

臭いのもと「アリシン」含有量がにんにくの1/60。にんにくより刺激が弱く口当たりがマイルドなので、生食でも問題ありません。

※焦がすと苦くなります