なばな/菜の花

菜の花

アブラナ科野菜の若くてやわらかい茎や葉、つぼみを食用とします。特有のほろ苦さがあり、ゆでると甘みが出ます。

<出荷時期>

11月ごろ~5月ごろ

<食べ方>

【茹で方】

茎と葉を分けて、塩を一つまみ加えた熱湯に、茎からいれます。少し歯ごたえが残るくらいの固さになったら冷水にとります。Βカロテンが豊富(※詳しくはニラのページで)。アクが気になるならさっと下ゆでしてから炒めてください。

<保存方法>

新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵保存し、2~3日で使い切ってください。テープでまとめてあるものは外すほうがよいです。固めにゆでて水気をよく切ってから冷凍すれば、長期保存も可能です。

<美味しい見分け方>

葉と茎がやわらかく張りがあるもの。なるべく花が咲いていない若いもの。花が咲いているものは苦いです。少ししなびた程度のものであれば、冷水に数時間浸すとシャキッとします。

白菜の菜の花

白菜が『トウ立ち(花芽がついた茎が伸びた状態)』した際に摘み取ります。

菜の花の中でも特に柔らかく、ほんのり甘みがあり、苦みはほとんどありません。

紅菜苔(コウサイタイ)

中国が原産と言われ、和名は紅菜花(ベニナバナ)と呼ばれ、とう立ちした花芽とその若い茎や葉を食べます。同じように花芽を食べる「菜の花」と同じく、なばな類。

菜の花の様な苦味がなく、味にクセもなく、茎はほんのりとアスパラの様な甘味を感じます。茹でると少しヌメリもでます。

菜の花にはない赤紫の色素、アントシアニンが含まれていますが、茹でると鮮やかなグリーンになってしまいます。酢を加えて茹でると色をある程度残すことができます。

<食べ方>

お浸しやあえ物に。バターやオリーブ油、胡麻油などで炒めても美味しいです。

【下ゆで】

水1Lに対して20g程の塩で下茹でし、冷水にとります。茹で時間は30秒~1分まで。色と食感を残すため、茹で過ぎたり冷水にさらしすぎないよう注意してください。

茹でる際、酢を少し垂らしてゆでるとある程度色が残せます。

 

のらぼう菜

軸が緑のものが主流ですが、赤みを帯びたタイプのものもあります。

伸びた花芽を摘んでも、次々また脇芽が伸びてくるほど強い生育力があります。

<食べ方>

・菜の花の中ではアクや苦みが少なく、普通の菜の花と同じように調理できます。

・苦味が少なく、お子さまでも食べやすいです。

・ほんのりと甘みがあり、アスパラのようなこりっとした食感があります。

簡単レシピ【菜の花】