実えんどう
実が十分に膨らんで、まだサヤが青いうちに収穫し、その中の実だけを食用にします。黄緑色の豆が6~9個ほど入っています。別名グリーンピース。 さやえんどうなどは全国で栽培されハウス栽培などもあり通年手に入りますが、実えんどうはほとんどが露地物になるため流通も旬の時期に限られています。新鮮な実えんどうは甘味があって風味が格別。豆ご飯や卵とじがおすすめです。
出荷時期
4月下旬~6月上旬
食べ方
【茹で方】
調理直前にさやから豆を取り出し、塩茹での場合は2~3分ゆでます。ゆであがった豆に直接冷水をかけるとシワがよってしまうので、鍋の中に少しずつ水を足して冷まします。
保存方法
乾燥に弱く、放置しておくと呼吸しているため表面からどんどん水分が失われていくため、さやのままビニールかポリの袋などに入れ、野菜庫の野菜室に入れておきます。2~3日位で調理してください。冷凍する場合は、一度さっと固めに塩茹でした物を小分けして冷凍します。使う時は流水にさらすかレンジで解凍します。
美味しい見分け方
さやがふっくらとしていて張りがあるもの。さやの色がみずみずしい緑が美味しく、白っぽい物は成熟した木になっていたもので風味が落ちています。
古代えんどう(ツタンカーメンえんどう)
さやからとりだした実
古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫といわれています。
さやの色が濃い紫色。この紫色は熟すにつれ少し薄れて、地の緑色が透けて見えるような感じになってきます。中の実(豆)の色は普通のエンドウと同じグリーンです。食べ方も同じように食べられます。
豆ごはんにすると、炊きたては薄緑の豆に白いご飯ですが、しばらく保温したまま置いておくと、豆ごはんがうっすら赤飯のように赤味を帯びてきます。
赤えんどう
さやからとりだした実
豆大福や、あんみつ、豆かんなどに使われます。少し皮が厚くて存在感の残る豆です。煮くずれしにくく、炒め物や煮込みにも。もちろん豆ごはんにも。