すいか
夏の風物詩「すいか」。
すいかに含まれるアミノ酸の一種「シトルリン」は、手足のむくみや疲れをとる・利尿作用などがあります。また、とまとで有名な「リコピン」はトマトと同じくらい含まれ、生活習慣病の予防が期待されます。冷えたすいかは、甘くシャリシャリ食感で、水分が多いので、暑さで疲れた体にうってつけ。
収穫した時点で成長が止まり、追熟しません。
出荷時期
7月上旬~8月上旬
食べ方
中央部が甘く、皮に近い部分は甘味が落ちます。中央部が均等に行き渡るよう、放射線状にカットするのがおすすめ。
白い部分には、利尿作用やむくみに効果があるといわれている「シトルニン」が多く含まれているため、捨てずに炒めものや浅漬けに利用してください。
適温は15℃なので、冷やしすぎはよくありません。
保存方法
風通しの良い日陰で保存します。カットしたものはラップに包んで冷蔵保存します。味が落ちやすいため、早めに食べきってください。
美味しい見分け方
ヘタの周りがへこんでいるもの(熟すとへこみます)
お尻の部分(ツルとは反対側)が小さいもの(5円玉より大きいものは熟しすぎの可能性があります)
たたいて、「ポンポン」と弾むような音ならシャキッとした食感、「ボンボン」という鈍い音なら果肉が柔らかいです。
大玉すいか
ポピュラーなスイカで、甘くてシャリっとした歯触りのよい食感が楽しめます。 重さは平均3~5kgで大きいものでは7~9kgにもなります。
小玉すいか
サイズが1.5~3kgと小さく冷蔵庫に入れやすいスイカです。外見や味は大玉と変わりませんが、果皮が薄いので可食部分が多く甘味もあります。
マダーボール
ラグビーボールのような楕円形のスイカで皮が薄く甘味があります。大きさは2~4kgの小玉です。
黄色すいか
果皮が緑で果肉が黄色のスイカ。別名クリームスイカ。かつては甘さが控えめでしたが、最近のものは糖度が高くシャリシャリとした歯触りが楽しめます。
でんすけすいか
深緑色の表皮を持つ変わったスイカで、真っ赤な果肉はシャリッとした食感です。高級スイカとして贈答品にもよく利用されます。
種無しすいか
二次大戦後の日本で開発されました。
食べやすいのが魅力ですが、生産に手間がかかることや、通常のスイカに比べて甘味が少ないなどの理由から普及しませんでした。しかし最近になって糖度が高くておいしい種無しすいかが開発され流通しています。