ポーポー(ポポー)

ポーポー

外観がアケビに似ていて果肉、種の様子が柿に似ているため、アケビガキとも呼ばれています。

色は薄いグリーンの果皮で、表面に艶はなく、熟してくると黒いシミのような部分が出てきて、中には黒い部分のほうが多いのではと思うようなものもありますが、中の果肉自体には問題ありません。

収穫後の熟変が早く、すぐに表面が黒ずんでしまう事と、熟すのも早いため、流通が難しく、地産地消型の果物とされています。果肉は黄色から薄いオレンジ色で、中に柿の種を大きくしたような種がいくつも入っています。

熟すと非常に香りが強くなります。味はねっとりとした果肉でとても甘味が強く酸味は甘さに隠れてあまり感じません。

出荷時期

9~10月

食べ方

食べ頃に熟したポーポー(ポポー)の果肉はとても柔らかくねっとりとしているので、ナイフで切ったものをスプーンで果肉をすくって食べると美味しいです。

【切り方】

真ん中に種が沢山並んでいます。綺麗に半分に切ろうとするとその種が邪魔をして切れません。切るときは、全体の4分の1から3分の1位のあたりに包丁を入れ、種をかすめるようにして切ります。

保存方法

保存性が悪く、収穫後すぐに熟してしまいます。まだ十分に芳香がたっていない状態のものは新聞紙などにくるんで冷暗所に。すぐに熟すので、毎日状態を確かめるようにしてください。

食べ頃に熟したポーポーは冷凍しておくことも出来ます。その場合は、皮を剥き、種を取り除いて切り分けた果肉だけの状態にして冷凍します。食べるときは凍ったままか半解凍の状態で食べます。
また、果肉をミキサーにかけるか裏ごししてピューレ状にしたものを冷凍しておくことも出来ます。スムージーやシャーベットに。

美味しい見分け方

出来ればふっくらと丸みがあり大きいもの。収穫後時間が経過すると果皮に黒いタールを塗ったような感じ黒くシミが出てきますが、中の果肉にはあまり影響しないので無視して大丈夫です。

中の果肉は綺麗なオレンジ色をしています。また、これが出てきたから食べ頃とも限りません。食べ頃になると独特の強い芳香を放ち始めます。この香りが十分に出ていて、軽く押さえた時に少し弾力を持って凹む位になれば食べ頃です。